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【通信販売】 13年の国内市場は7.8%増の7兆6488億円、食品は9.2%増

 富士経済の調べによると、2013年の国内通信販売市場(物販のみ)は前年比7.8%増の7兆6488億円となったようだ。スマートフォン(スマホ)の普及と通販企業側のスマホ対応が進んだこともあって、12年の6.7%増に比べて伸び率が高まった。

 

 インターネット通販、モバイル通販の利用が拡大しているため、2004年まで市場の5割を占めていたカタログ通販の構成比はほぼ2割に縮小した。

 

 ネットスーパーとコンビニ宅配を合わせた小売拠点型通販の13年の市場規模は、14.9%増の1443億円になったと見込まれる。総合スーパーの本格参入でネットスーパーの取扱い商品カテゴリーが広がっていることもあり、富士経済では「今後も10%前後の伸びが予測される」としている。

 

 また、商品カテゴリー別では食品・産直品が9.2%増の8901億円となったもよう。仮想商店街型のネット業者が当日配送・翌日配送などの物流体制を強化したことやネットスーパーの普及が、食品・産直品の通販での購入を促しているものとみられる。