日本百貨店協会が発表した2013年の全国百貨店売上高は全店ベースの売上高が前年比1.2%増の6兆2171億円と16年ぶりに前年実績を上回った。
地方百貨店の閉鎖などから総店舗面積は12月末時点で前年比1.4%減少したが、大都市部での基幹店の増床効果や高額商材の売れ行き好調などでプラスに転じた。既存店ベースでの売上高は1.6%増で2年連続のプラスだった。
同時に発表した13年12月の全国百貨店売上高は、既存店ベースで前年同月比1.7%増と2ヵ月連続で前年を上回り、全店ベースでも1.3%のプラスだった。
商品別では主力の衣料品が既存店ベースで0.6%増、消費増税前の駆け込み需要で住宅販売が好調な影響を受けて家具も12.7%増と伸びた。美術・宝飾・貴金属は15.7%増と引き続き好調。一方、食料品は0.3%減と前年割れだった。