東芝テックは買上商品の明細情報を電子化してスマートフォン(スマホ、高機能携帯電話)に表示することで紙のレシートをプリントアウトする必要がなくなる「スマートレシート」の実証実験をみやぎ生協(仙台市)の21店舗で実施する。
買い物客が事前に利用登録すると、レジでの精算時に電子レシートがスマホに表示される。電子データ化されたレシートは家計簿の管理に利用できる。店舗側もペーパーレス化による経費削減と環境負荷の低減につながるメリットがある。
今回は東芝テックと博報堂が共同開発した「電子購買証明サービス」の実験も行う。これは電子レシートを販促キャンペーンに利用するもので、買い物客が対象商品を購入するとスマホ画面にキャンペーンのアイコンが表示され、それをタッチするだけで応募できる。応募ハガキを記入したり投函したりする手間がなくなるので、キャンペーン応募率の向上につながることが期待される。
実証実験の期間は来年1月22日から3月25日までを予定する。