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【米JCペニー】 11月の既存店は10.1%の増収、どん底から脱出の兆し

 米大衆百貨店大手のJCペニーは11月の既存店売上高が前年同期に比べて10.1%増加したことを明らかにした。10月の0.9%増に続いて2ヵ月連続でのプラスとなり、書き入れ時のクリスマス商戦に向けてどん底から脱出の兆しを見せている。

 

 同社では2011年11月に就任した前CEO(最高経営責任者)のロン・ジョンソン氏が行った値引きセールの削減や取扱いブランドの大幅な入れ替えなどの施策がことごとく裏目に出て、13年1月期決算では既存店売上高が25.2%も落ち込み、13億ドルの営業赤字を計上。

 

 今年4月にはジョンソン氏がCEOを更迭され、元CEOのマイク・ウルマン氏がCEOとして復帰した。ウルマン氏は値引きセールの復活、婦人服の主力プライベートブランド「セント・ジョンズ・ベイ」の販売強化など原点回帰策を取ってきたが、これによってようやく業績が元に戻りつつある。