中国の家電量販店大手、蘇寧雲商集団(旧蘇寧電器)傘下のラオックスは11月28日、東京・銀座に同地区では初となる本格的な免税店「ラオックス銀座本店」をオープンした。
中央通りに面したビルの1?3階に入居し、売り場面積は880平方メートル。時計や宝飾品、化粧品のほか日本の工芸品・民芸品、家電製品などを販売し、今年は年間1000万人を超えると見られる訪日外国人旅行客の買い物需要を取り込む。
同社は松坂屋銀座店にテナント出店していたが、同店が建て替えのために今年6月末で閉店したために、国内屈指の商業地である銀座での足がかりを失っていた。
今回オープンした銀座本店では英語、中国語、韓国語など15ヵ国語に対応する販売員が常駐。100万円以上の輸入時計や400万円相当の工芸品などアジアの富裕層向けに高額商品も取り揃える。