三井不動産は国内最大級の郊外型ショッピングセンター(SC)「三井ショッピングパーク ららぽーとTOKYO-BAY」(千葉県船橋市)の南館を大規模リニューアルすることを決めた。
1981年の開業から33年目を迎えた同SCでは、西館の建て替え工事を行い11月22日に全面開業するが、第2弾として南館を大規模改装し、高感度なファッションや都市型ブランドの集積を強化する。
ファーストファッションの代表的なブランドであるスペイン「ZARA」のホームファッションブランド「ZARA HOME(ザラ ホーム)」や米国東海岸発のレディスカジュアルブランド「フリー ピープル」、セレクトショップ大手シップスの新業態などの出店が決まっており、約60店舗が新規出店、そのほか約50店舗の移転・改装を計画している。
22日に建て替えオープンする西館ではベビー・マタニティ用品の「アカチャンホンポ」や玩具の「トイザらス」、ポケモングッズを取り揃える「ポケモンセンター」などファミリーニーズに対応するテナントや内科・外科など5つの診療科と調剤薬局で構成される医療モールが開設される。
「ららぽーとTOKYO-BAY」に近い千葉市の幕張地区では、12月20日にイオングループの旗艦SCとなる「イオンモール幕張新都心」(総賃貸面積約12万8000平方メートル)が開業する予定で、三井不動産もららぽーとの大規模改装で対抗する。