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【イオン】 文芸春秋を名誉棄損で提訴、中国産米報道で

 イオンは10月16日、大手出版社の文芸春秋を名誉棄損で東京地方裁判所に提訴した。同社が発行する雑誌『週刊文春』が10月17日号(9日発売)で掲載した「『中国猛毒米』偽装 イオンの大罪を暴く」と題した記事で、「イオンが猛毒に汚染された大量の中国産米を安全な米であると偽装して弁当やおにぎりとして販売していた」といった主旨で報道したことなどで名誉を棄損されたとして、1億6500万円の損害賠償や謝罪広告の掲載などを求める。

 イオン側は、同社店舗で販売する弁当やおにぎりを納入する米飯メーカーに米を供給していた三瀧商事(三重県)に対する農林水産省の立入検査結果によれば、「安全性に問題がある米穀が食用に流用されたという事実は確認されていない」とのことであり、中国産米を安全な米であると偽装販売した事実はないと主張している。