ヤフーは10月7日、仮想商店街方式のインターネット通販サイト「ヤフー!ショッピング」とオークションサイト「ヤフオク!」の出店料をいずれも無料にすると発表した。
これまで「ヤフー!ショッピング」では月額2万5000円(ほかに初期費用2万1000円)、「ヤフオク!」では同1万9800円の出店料(システム利用料)が必要だった。これを無料化することで、期間限定での出店が可能となり、農産物や水産加工品など従来にはない商品群での出店者を増やす。
ヤフーではショッピング関連事業の2013年1~3月期の取扱高が前年同期比2.1%減、オークション事業が横ばいとなるなど、Eコマース(電子商取引)事業のてこ入れが課題となっていた。今回の無料化で巻き返しを図る。
同社は日用品のネット通販事業「ロハコ」をアスクルと、ネットスーパー事業「スマートキッチン」をローソンとそれぞれ共同で展開するなど、Eコマース事業の強化に動いている。