東芝テックは10月2日、バーコードのついていない商品でも形や色などで識別できる世界で初めての機能を持った新型スキャナー「IS-910T」を発売した。POSシステムに組み入れて使用することで、精算スピードのアップや従業員の負担軽減につながる。
CCDカメラを使った画像認識技術を独自開発することで、この機能を実現した。果物や野菜、精肉や鮮魚などバーコードの付いていない商品を瞬時に識別できるため、店舗でバーコードラベルを貼付する作業が必要なくなり、作業を軽減できる。値引きシールも認識できるので、値引きの度にバーコードラベルを張り直す手間も省ける。
同社では食品スーパーなどを対象に年間1万台の販売を見込む。