日本ショッピングセンター(SC)協会が発表した8月の既存SCの売上高は前年同月比0.9%増で2ヵ月ぶりのプラスとなった。日曜日が前年より1日少なかった7月は2.6%減と落ち込んだが、8月は土曜日が前年より1日多かったため、客足が伸びた。
全国的に高温で夏物衣料がよく売れたほか、秋物プロパー商材の動きもよかった。一部では映画館の集客も好調だったという。
地域別では北海道が6.4%増、なかでも中心地域が7.1%増と躍進した。訪日外国人旅行客が引き続き増加していることや夏休みで国内旅行客も増えたことが要因。関東は1.2%増、新規開業の影響を受けた近畿は0.4%減だった。
テナントとキーテナントに分けて見てみると、テナントが1.3%増であったのに対して、総合スーパーなどを中心とするキーテナントは0.3%減と振るわなかった。