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【大手百貨店】 猛暑効果で8月の売上げは4社揃ってプラスに

 上場大手百貨店4社が発表した8月の既存店売上高は、高額品の売れ行きが引き続き好調なことに加えて猛暑の影響で日傘や帽子、紳士肌着などの夏物商品がよく売れ、揃って前年同月の実績を上回った。

 

 三越伊勢丹ホールディングス傘下の三越伊勢丹の8月の既存店売上高(地域子会社と外商を除く)は前年同月比8.9%増で7ヵ月連続のプラスだった。3月に改装オープンした伊勢丹新宿本店が17.2%増、三越銀座店が17.3%増と特に好調だった。

 

 J.フロントリテイリング傘下の大丸松阪屋百貨店は6.3%増で2ヵ月ぶりのプラス。ラグジュアリーブランドや美術・宝飾品に加えて、家具・敷物が大きく売上げを伸ばした。

 

 高島屋は単体14店舗でも国内子会社を含む18店舗でも0.3%の増収。関東地区の9店舗(子会社を含む)は1.8%増だったが、関西地区の9店舗が1.9%減と不調だった。

 

 エイチ・ツー・オーリテイリング傘下の阪急阪神百貨店は、昨年11月に全館改装オープンした阪急うめだ本店が76.5%増と大きく伸び、全体では19.1%増だった。