日本通信販売協会によると2012年度の通信販売市場の売上高は前年度比6.3%増の5兆4100億円となった。前年実績を上回るのは1999年度から14年連続。
10年度の8.4%増、11年度の9.0%増に比べて伸び率は鈍化したものの、アマゾンジャパンの大幅増収、スマートフォンやタブレットの普及に伴うネット通販の成長、オフィス用品通販などB to B型通販企業の成長などにより、プラスを維持した。
金額べースでは前年度に比べて3200億円の増加となったが、米アマゾン・ドットコムの決算報告書によるとアマゾンジャパンの12年の売上高は78億ドルで前年より12億2400万ドル(約1200億円)増加しており、国内通販市場の拡大の3分の1強をアマゾンがもたらしたことになる。