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【ヤマダ電機】 4~6月期は58億円の最終赤字、中国からの撤退費用かさむ

 ヤマダ電機が発表した2013年4~6月期の連結業績は、最終損益が58億円の赤字(前年同期は42億円の黒字)となった。

 

 昨年末に子会社化したベスト電器の連結効果などもあって売上高は前年同期比12.2%増の4289億円となったが、テレビやレコーダーなど映像関連機器の販売不振が続いて既存店ベース(単体)では3.8%減収だった。一方、ベスト電器とのシステム統一費用や住宅事業での人員増に伴う人件費増加などで販売管理費が13.5%増え、営業損益は38億円の赤字(前年同期は73億円の黒字)に転落。仕入割引(リベート)などの営業外収益を含む経常利益ベースでは2億円の黒字を確保したものの、今年6月に閉鎖した中国の南京店、天津店などの撤退費用で特別損失を約110億円計上、最終赤字に陥った。

 

 14年3月期通期では経常利益が552億円(前期比15.2%増)、最終利益が238億円(7.2%増)の黒字を見込んでおり、業績予想に変更はなかった。