イオンは7月25日、ダイエーに対するTOB(株式公開買付)を開始した。期日は8月21日まで。
イオンは現在、ダイエーに約20%を出資しているが、筆頭株主でダイエー株式の約29%を保有する丸紅が、そのうち約24%分についてTOBに応じることで合意しており、イオンの出資比率は約44%以上に高まる。
TOBでの買い取り価格は1株270円で、24日の終値359円を下回っているため、他の株主がどこまでTOBに応じるかは不明。
ただ、イオンはすでに社長を含め取締役の過半を派遣しており、出資比率が過半数に達しなくてもダイエーを連結子会社化する。
ダイエーを加えたイオンの連結売上高は2014年2月期見通しで約6兆8000億円となる。