明治ホールディングス傘下の明治は7月23日、牛乳の一部商品について出荷価格を10月1日から値上げすると発表した。
対象は「明治おいしい牛乳」など16品目で、値上げ幅は1~4%程度。
同社では先ごろ、牛乳や乳飲料などの原料として使用される生乳の取引価格について10月から昨年度比で1キログラム当たり5円引き上げることで生産者団体と合意していた。
こうした原材料価格のアップに加えて、円安により包装材料価格が上昇、エネルギーコストも高止まりしており、自社単独での合理化だけではコスト上昇分を吸収できないため、値上げに踏み切る。
乳業最大手の明治が値上げを表明したことで、今後は同業他社にも追随の動きが広がるものと予想される。