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【全国百貨店】 6月の既存店は7.2%増と高い伸び、2ヵ月連続プラス

 日本百貨店協会が発表した6月の売上高は既存店ベースで前年同月比7.2%増と高い伸びを示し、2ヵ月連続のプラスとなった。東日本大震災の反動で14.1%増となった2012年3月を除けば、1998年4月の8.3%増以来の高い伸び率となる。

 

 6月は全国的に気温が高く好天に恵まれたほか、多くの百貨店が夏のセールを昨年より前倒しして6月末からスタートしたこと、前年に比べて日曜日が1日多かったことなどが高い増収率につながった。

 

 商品別では高級時計や宝石など「美術・宝飾・貴金属」が16.3%増、海外ブランド品の靴・カバンなど「身のまわり品」が14.0%増と引き続き好調だったほか、主力の「衣料品」も10.5%増となった。食料品は1.3%増だった。

 

 同時に発表した今年1~6月の累計売上高は既存店ベースで2.3%増となり、上半期としては2年連続のプラスとなった。