書籍・雑貨販売のヴィレッジヴァンガードコーポレーションが発表した2013年5月期の連結業績は、売上高が1.9%増の437億円、営業利益が25.8%減の25億円と増収減益だった。
グループで直営16店舗、フランチャイズ1店舗を出店した効果で増収となったものの、単体での既存店売上高が6.3%減と不振で、2期連続での営業減益となった。商品在庫の評価基準を見直して約47億円の棚卸資産評価損を特別損失として計上した結果、最終損益は38億円の赤字(前期は15億円の黒字)となった。最終赤字は2003年の株式上場以来、初めて。
主力の「ヴィレッジヴァンガード」は不振だったが、連結子会社でエスニック雑貨・衣料販売のチチカカは、既存店売上高が12.3%増となるなど好調で、営業利益は23.6%増の7億円だった。
14年5月期の連結業績については、売上高が7.3%増の469億円、営業利益が4.4%増の26億円、最終損益は9億円の黒字を見込む。