経済産業省は6月1日、2021年のキャッシュレス決済比率が32.5%になったと発表した。キャッシュレス決済全体の8割以上を占めるクレジットカードによる決済が伸び、初めて30%を超えた。10年に13.2%だったキャッシュレス決済比率は、20年に29.7%まで高まっていた。
21年のキャッシュレス決済比率の内訳は、クレジットカードが27.7%(前年は25.8%)、電子マネーが2.0%(同2.1%)、コード決済が1.8%(同1.1%)、デビットカードが0.92%(同0.75%)で、電子マネーのみ比率が下がった。
政府は、キャッシュレス決済比率を25年までに4割程度、将来的には世界最高水準の80%まで上昇させることを目指している。
キャッシュレス決済比率は、クレジットカードとデビットカード、電子マネー、コード決済の支払額の合計を民間最終消費支出で割って算出している。
■キャッシュレス決済比率の推移