豊田通商は5月30日、フランス子会社のCFAOが小売業世界第2位のカルフールとアフリカで合弁事業を展開することで合意したと発表した。
CFAOが55%、カルフールが45%を出資する合弁会社を設立、この合弁会社がカメルーンやナイジェリア、ガーナなどアフリカ中部・西部の8ヵ国での独占的な店舗展開契約をカルフールと結ぶ。
これら8ヵ国で今後10年間、ハイパーマーケットやスーパーマーケット、ショッピングセンターなどさまざまな業態を出店し、年間売上高10億ユーロ(約1300億円)超を目指す。
カルフールは世界30ヵ国以上で1万店舗以上を展開しているが、アフリカではエジプトなど北部だけでサハラ砂漠以南のサブサハラ地域には出店していなかった。
欧米の大手小売業ではウォルマート・ストアーズが2011年5月に南アフリカの大手小売業、マスマートの株式の51%を取得して子会社化。マスマートがサブサハラ地域の14ヵ国で店舗展開している。