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【全国百貨店】 3月の既存店売上高は3.9%増、3ヵ月連続のプラス

 日本百貨店協会が発表した全国百貨店の3月の売上高は5447億円で、既存店ベースでは前年同月比3.9%増となった。前年比プラスは3ヵ月連続。

 

 3月は好天に恵まれたことで春物衣料が活発に動き、主力の衣料品が4.8%増となったほか、株価上昇に伴う資産効果などから海外ブランドバックなど身の回り品が9.2%増、高級時計など美術・宝飾・貴金属が15.6%増となるなど高額商材が極めて好調に推移した。

 

 また、ホワイトデー商戦が堅調で菓子が2.6%増、気温上昇による花見の前倒しで総菜が0.2%増となり、食料品全体でも0.3%増と前年実績を上回った。

 

 3.9%増という高い伸び率は東日本震災による落ち込みの反動があった12年3月の14.1%増を除くと、07年6月の5.5%増以来となる。

 

 10大都市では広島を除く全都市がプラスで、富裕層の多い東京(6.4%増)、名古屋(6.5%増)、大阪(9.0%増)の3大都市が店舗の大規模改装効果も重なって大きく伸びた。