ファーストリテイリングは4月11日、2013年8月期の連結純利益が前期比27.7%増の915億円になりそうだと発表した。
上方修正は今期2度目で、期初予想の845億円に比べて、70億円上振れする。
通期の営業利益は従来予想通り前期比16.6%増の1475億円を見込むが、足元の円安効果で為替差益が発生するなどして純利益を押し上げる。
国内外共に主力の「ユニクロ」が好調で、通期の売上高は前期比18.8%増の1兆1030億円になりそう。従来予想に比べて34億円、期初予想からは47億円の上方修正となる。
同社が発表した13年8月期上期(12年9月~13年2月)の連結業績は、売上高が前年同期比17.0%増の6148億円、営業利益が5.3%増の966億円だった。国内ユニクロ事業は値引き販促の強化や冬物の在庫処分で粗利益率が悪化、営業利益が4.5%減の689億円と減益だったものの、海外ユニクロ事業が39.8%増の160億円と大幅増益を達成し補った。