家電量販店大手のビックカメラは3月21日、ベスト電器との業務・資本提携を3月31日付で解消することで合意したと発表した。
両社は2007年9月に業務・資本提携を結び、ビックカメラはベスト電器の筆頭株主となった。ベスト電器の大型店をビックカメラが運営するなど業務面でも一部連携を図ったが、両社の提携関係は深まらなかった。
昨年になってベスト電器が業界最大手のヤマダ電機と急接近し、7月にはヤマダがベストを買収することを発表、12月には出資比率を51%に引き上げ、子会社化した。その後、ビックがベストに派遣していた取締役と監査役が辞任、提携解消は時間の問題となっていた。
ビックは現在もベストの発行済み株式の7.95%を保有しているが、株式の取扱については未定。