米オフィス用品専門店のオフィスデポは1月20日、同業のオフィスマックスと合併すると発表した。業界2位と3位企業の合併で、両社の2012年12月期の売上高を単純合計すると約180億ドル(1ドル=90円換算で約1兆6200億円)となるが、それでも最大手のステープルズの売上高(11年12月期で250億ドル)とはかなりの開きがある。
インターネット通販の台頭などによって両社の業績は低迷している。オフィスデポの12年12月期の売上高は前期比7.9%減の106億ドル、営業損益は3084万ドルの赤字、オフィスマックスの売上高は2.8%減の69億ドル、営業利益は71.9%減の2427万ドルだった。
両社は合併によって今後3年以内に年間4億~6億ドルのコスト削減効果を見込めるとしており、年内には合併手続を完了させる予定だ。