日本マクドナルドホールディングスが発表した2012年12月期の連結業績は、売上高が前期比2.5%減の2947億円、営業利益が12.0%減の247億円だった。営業利益が前年を下回るのは05年12月期以来、7年ぶり。
12年4月以降、既存店の前年割れが続いているのが減益の主な要因。12年12月期通期での既存店売上高成長率は3.3%減で9年ぶりのマイナスだった。既存店の客数は2.2%増えたもののキャンペーンを強化した影響などもあって客単価が落ち込んだ。
店舗については101店舗を新規出店したが、不採算店など119店舗を閉鎖したこともあり、フランチャイズ店舗を含む全店売上高は5298億円と前年を1.0%下回った。
13年12月期は競争力の落ちた小型店など110店舗の「戦略的な閉店」を実施する一方、郊外の大型ドライブスルー店舗を中心に100店舗を新設、1店舗当たりの売上高の拡大を目指す。連結売上高は8.6%減の2695億円、営業利益は1.7%増の252億円を見込んでいる。
なお、同社が発表した13年1月の既存店売上高は前年同月比17.0%減で10ヵ月連続のマイナスとなった。2ケタのマイナスは昨年5月(11.0%減)以来となる。