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【東京ストアー】 民事再生を申し立て、負債総額約55億円

 石川県内で食品スーパー10店舗を展開する東京ストアー(金沢市)は1月18日、金沢地方裁判所に民事再生手続開始の申し立てを行った。東京商工リサーチによれば、負債総額は55億円。

 

 同社は1959年創業で石川県内では老舗の食品スーパー。ピーク時の2001年3月期には17店舗を展開、年商は180億円を超えていたが、他県からの競合店進出が相次ぐなどして業績が低迷、12年3月期の売上高は136億円に落ち込み、2億円を超える赤字を計上していた。

 

 昨年9月には比較的採算の良い3店舗を岐阜県の食品スーパー大手、バローに売却。100人を超える従業員のリストラを行うなどしたが、自力での経営立て直しには至らず、民事再生法下で再建を目指すことになった。

 

 現時点では店舗の営業を継続しているが、今後再建スポンサーを募るなどして本格的な立て直しを図る。