流通システム開発センターなどの調べによると、小売業と卸・メーカーなどがインターネットを通じて取引情報をやり取りする次世代EDI(電子データ交換)である流通BMS(ビジネスメッセージ標準)の導入企業は、2012年12月1日現在、卸・メーカーで5200社超となり半年で1200社以上増加していることがわかった。
大手から中堅のスーパーでは12年後半から流通BMSの導入がさらに本格化しており、対応を迫られる卸・メーカーの間でも導入数が加速度的に増えていくものとみられる。
小売業で流通BMSを導入しているのは、社名を公開している企業ベースで111社、導入予定が24社(いずれも13年1月7日現在)となっている。過去1ヵ月ほどの間で、会員制卸のコストコホールセールジャパンやボランタリーチェーン本部の全日本食品が導入を正式に表明した。
導入済み及び導入予定企業の業態別内訳はスーパーが108社、百貨店が10社、ドラッグストアが8社、ホームセンターが4社などとなっている。