世界第2位の小売業、カルフールは11月20日、インドネシア現地法人の持ち株を合弁相手のCTコープにすべて売却すると発表した。
カルフールはインドネシア現地法人に60%を出資しているが、5億2500万ユーロ(約550億円)で全株を譲渡する。株式売却後はCTコープがカルフールと独占的フランチャイズ契約を結び、店舗の運営を続ける。
カルフールは1998年にインドネシアに進出、大型ディスカウントストアであるハイパーマーケット業態を中心に84店舗を展開。2011年度の売上高は約10億ユーロ(約1060億円)で、インドネシアで第3位の小売業となっている。
カルフールは10月31日にイオンにマレーシア子会社を売却したばかり。年内にはシンガポールからも撤退する予定で、アジアでの存在感が急速に薄れている。