家電量販店大手のビックカメラは11月19日から野村総合研究所と共同で、位置情報などを基に顧客のスマートフォン（高機能携帯電話）に電子クーポンを自動配信する実証実験を行う。
ビックカメラのポイントカード会員のうち、グーグルの基本ソフト「アンドロイド」を搭載したスマートフォンを持つ顧客が対象で、希望する顧客のみ事前に専用アプリ「ビック・スマートクーポン」をダウンロードしてもらい、IDとパスワードを発行する。
対象店舗は東京・豊島区にある「池袋本店」「同パソコン館」「池袋西口店」の３店舗で、店舗周辺に一定時間滞在している客に向け、過去の購入履歴に応じたクーポンを配信する。また、天気予報の情報に基づいて、雨天でも来店につながるようなクーポンも用意する。
実験は来年の１月末まで続ける。