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【家電量販店】 ヤマダ電機とエディオンが業績予想を大幅に下方修正、13年3月期

 家電量販店大手のヤマダ電機とエディオンは11月2日、揃って2013年3月期の業績予想を大幅に下方修正した。前年の家電エコポイント制度および地上波デジタル放送移行に伴う特需の反動減が予想を超える結果となったため。

 

 ヤマダの13年3月期の売上高は前期比6.4%減の1兆7180億円となり、経常利益は37.5%減の639億円を見込む。従来予想を売上高で1090億円、経常利益で381億円下回る。

 

 一方、エディオンの13年3月期の売上高は5.1%減の7200億円、経常利益は63.4%減の60億円となる見通し。従来予想をそれぞれ800億円、100億円下回る。

 

 エディオンは傘下の「デオデオ」「エイデン」「ミドリ」などの店舗ブランドを10月1日付けで「エディオン」に統一したのに伴い、8~9月にテレビCMなど大規模な宣伝販促活動を行ったことで経費が増加、これも減益の要因になった。

 

 エディオンでは業績予想の下方修正と減配の責任を取って、会長兼社長が月額報酬の20%、副会長が15%、常務および取締役が10%、それぞれ6ヵ月間減額する。