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【ゼンショー】 食品スーパーのマルヤのTOBを完了、連結子会社に

 牛丼チェーンの「すき家」などを展開する外食大手のゼンショーは11月1日、食品スーパーのマルヤに対する株式公開買付(TOB)を完了した。

 

 同社は10月4日からTOBを行っていたが、結果的にマルヤの株式の78.65%を取得することになった。取得価格は約27億円。11月8日付けでマルヤを連結子会社化する。

 

 マルヤは埼玉県を地盤に50店舗の食品スーパーを展開、売上高に当たる営業収益は2013年2月期で220億円を見込むが、営業損益は7期連続の赤字となる見通し。投資ファンドが筆頭株主として事業立て直しを進めていたが、営業黒字化を果たせなかった。

 

 なお、ゼンショーは1日、主力の牛丼事業の4~9月の既存店売上高が前年同期比7.0%減と当初計画の0.6%減を大きく下回ったことから、13年3月期の通期業績見通しを下方修正した。売上高は前期比1.9%増の4104億円、営業利益は12.3%減の184億円を見込む。従来予想を売上高で256億円、営業利益で89億円下回る。