経済産業省が発表した商業販売統計速報によると、9月の小売業販売額は10兆6150億円で前年同月比0.4%の増加だった。前年比プラスは2ヵ月連続。
医薬品・化粧品小売業が3.7%増となったほか、飲食料品小売業が1.8%増だった。
一方、大型小売店の販売額は1兆4710億円で0.1%減、既存店ベースでは1.0%のマイナスだった。スーパーは0.2%の増加だったが、衣料品販売の落ち込みで百貨店が0.8%の減少となった。既存店ベースではスーパーが1.5%減、百貨店は前年並みだった。
また、コンビニエンスストアの売上高は7975億円で2.7%の増加。店舗数が前年同月に比べて4000店余り増えたのが要因で、既存店ベースでは1.7%減と4ヵ月連続のマイナスだった。