ファーストリテイリングが発表した2013年8月期の連結業績見通しによると、売上高は前期比13.7%増の1兆560億円と同社としては初めて1兆円を突破しそうだ。
衣料品専門店で売上高が1兆円を超えるのは国内では同社が初めて。他の専門店を含めてもヤマダ電機に次いで2番目となる。
主力の国内ユニクロ事業は5.3%増の6530億円と緩やかな伸びになりそうだが、アジアを中心とする海外ユニクロ事業が41.0%増の2160億円と全体を牽引する。
営業利益は13.5%増の1435億円を見込む。前期は3.6%の減益だった国内ユニクロ事業が6.5%増の1090億円と反転するほか、海外ユニクロ事業が45.5%増の160億円に伸びる。
同社が発表した12年8月期決算は売上高が13.2%増の9286億円、営業利益が8.7%増の1264億円、純利益が31.8%増の716億円だった。国内ユニクロ事業の減益を海外ユニクロ事業と「セオリー」などグローバルブランド事業が補った。