日本百貨店協会が発表した8月の全国百貨店の売上高は、既存店ベースで前年同月比1.0%のマイナスだった。前年割れはこれで4ヵ月連続。7月の3.3%減に比べればマイナス幅は縮まった。
8月は月間を通して猛暑が続き、秋物商材の動きは鈍かったものの、夏物衣料や帽子・サングラスなどがよく売れた。
一方、好調に推移してきた高級時計や宝飾品などの高額商材は、前年に大きく伸びた反動もあって2ヵ月連続でマイナスとなった。
衣料品は0.2%増で4ヵ月ぶりのプラス、食料品は1.4%減と振るわず5ヵ月連続のマイナスだった。
10大都市では東京、名古屋、神戸がプラスとなったが、その他の7都市はマイナスだった。