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【全国生協】11年度の総事業高は微増、4年ぶりの増収増益

 日本生活協同組合連合会がまとめた全国590生協の経営実態調査によると、2011年度の全国生協の総事業高は前年度比0.7%の微増で3兆3453億円、一般企業の経常利益に当たる経常剰余金は50.6%増の451億円だった。増収増益となるのは4年ぶり。

 

 大学生協などを除く地域生協の店舗事業の供給高(売上高)は1.7%減の9190億円だったが、共同購入と各家庭への個配を合わせた宅配事業が2.6%伸びて1兆6345億円となった。

 

 宅配事業のうち個配は5.7%増の1兆113億円となり、初めて1兆円を突破した。

 

 採算性の低い店舗事業の割合が減り、高採算の宅配事業が伸びたことで利益が大きく伸びた。