「甘太郎」「北海道」などの店名で居酒屋やレストランを展開する外食大手のコロワイドは、焼き肉チェーン「牛角」などを運営するレックス・ホールディングスを10月１日付けで子会社化する。
コロワイドの店舗数は925店で売上高は1018億円（2012年３月期）。一方、レックスはフランチャイズ店を合わせて1228店で、売上高は746億円（11年12月期）。今回の買収によってコロワイドの店舗数は倍以上となり、食材の調達などで相乗効果が生まれると見る。
レックスはコンビニエンスストアのエーエム・ピーエム・ジャパンや高級食品スーパーの成城石井を買収するなど拡大路線を敷いていたが、過大投資で経営が悪化。投資会社のアドバンテッジパートナーズの下で再建を図り、リストラに取り組んできた。
コロワイドは金融機関からレックスに対する貸付債権を約137億円で買い取り、債務の株式化（デット・エクイティ・スワップ）によって株式の66.6％を取得する。