【いなげや】高級スーパーの三浦屋を買収、全株式を取得

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 首都圏が地盤の食品スーパー、いなげや(東京都立川市)は高級スーパーを展開する三浦屋(東京都杉並区)の全株式を取得し、完全子会社化する。

 いなげやと三浦屋は共に東京多摩地区が最大の地盤だが、いなげやが郊外型店舗を主力とし、標準的な食品スーパーを中心に運営しているのに対し、三浦屋は駅前立地の店舗で高級品志向の消費者をターゲットにしている。このため、いなげやが多摩地区でのドミナント戦略を進めていく上で、補完性とシナジー効果が見込めると判断した。

 三浦屋は現在9店舗を展開、2012年3月の営業収益は110億円、経常利益は1億円となっている。

 三浦屋の山崎哲保社長が親族などから全株式(自己株式を除く)を9月までに取得、いなげやが10月1日に山崎氏から全株式を買い取る。取得価格は未定。

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