ファーストリテイリングは7月6日、2012年8月期の通期連結業績予想を下方修正した。売上高の3分の2を占める国内ユニクロ事業が4月以降、低迷しているため。
売上高予想は9415億円から120億円少ない9295億円(前期比13.3%増)に、営業利益予想は1380億円から65億円少ない1315億円にそれぞれ引き下げた。
国内ユニクロ事業の第3四半期累計(11年9月~12年5月)の業績は、売上高が4.4%増の5032億円、営業利益が1.8%増の927億円と増収増益を確保したものの、3~5月期で見ると既存店売上高は5.4%減と低調で、営業利益は1.2%の減益。
海外ユニクロ事業は第3四半期累計で売上高が66.4%増の1225億円、営業利益が40.4%増の136億円と好調を維持しているものの、国内の低迷をカバーできるほどの規模にはなっていない。