日本百貨店協会がまとめた全国百貨店の5月の既存店売上高は前年同月比1.0%減と3ヵ月ぶりのマイナスとなった。
ゴールデンウイーク期間中の雨天や中旬以降の気温低下などで客足が鈍ったことに加えて、休日の日数が前年に比べて2日少なかったことが影響した。同協会では休日数減少による影響がマイナス3~4%あったと見ている。
商品別では高級時計や輸入特選雑貨などの美術・宝飾・貴金属が3.4%増と引き続き好調。主力の衣料品は1.1%減、食料品は1.5%減だった。
地区別では、昨年は震災後の復興需要で大きく伸ばしていた反動から仙台地区が3.5%減と13ヵ月ぶりに前年割れとなった一方、東京地区は2.1%増と好調を維持した。