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【玩具市場】11年度は3.4%増の6921億円、2年連続のプラス

 日本玩具協会(東京都墨田区)は6月12日、2011年度の国内玩具市場規模が店頭価格ベースで6921億円、前年比で3.4%の伸びとなったと発表した。前年度実績を上回るのは2年連続。

 

 少子化やリーマンショック以降の消費の冷え込みといった逆風にも関わらず、東日本大震災以降に外出を控える“家ナカ”傾向が強まったこともあって、玩具需要は底堅かった。

 

 協会によると震災以降は電池を使わないアナログ型のおもちゃや家族や友人とのコミュニケーションが図れる「人生ゲーム」「オセロ」などボードゲームが人気を集めたという。

 

 同協会がまとめた玩具市場規模にはテレビゲームを含まないが、主要な玩具分野のうちトレーディングカードゲームが25.2%増と最も高い伸びを示し、市場規模が初めて1000億円を超えた。

 

 一方、主要分野で最も市場規模の大きい知育・教育は0.4%減の1390億円にとどまった。