食の安全・安心財団の発表によると2011年の国内の外食産業市場規模は前年比1.7%減の23兆475億円になったものと推定される。
3月の東日本大震災の影響などにより世帯1人当たりの外食支出や法人交際費などが減少、4年連続での前年割れとなった。
市場のほぼ半分を占める「飲食店」の市場規模は2.1%減少し、12兆2282億円。内訳を見ると、ファミリーレストランなど「食堂・レストラン」が2.6%減、立ち食いを含む「そば・うどん店」が1.3%減、回転寿司を含む「すし店」が横ばい、ファーストフードなど「その他の飲食店」が1.8%減だった。
ホテルや旅館での食事・宴会などの「宿泊施設」の市場規模は、震災の影響で稼働率が悪化したことから3.1%減少した。