ビックカメラ12年8月期の業績予想を下方修正、営業益は半減以下の90億円に

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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 家電量販店大手のビックカメラは4月6日、2012年8月期の連結業績予想を下方修正した。売上高は従来予想から650億円引き下げて5300億円(前期比13.4%減)、営業利益は110億円引き下げて90億円(54.8%減)とした。営業利益は従来の増益予想から一転、半減以下に落ち込む。

 家電エコポイント制度の終了や地上波デジタル放送完全移行に伴う駆け込み需要の反動が予想以上に大きく、テレビやレコーダーの売上げ不振が続いているため。また、タイの洪水に伴う一部商品の供給不足なども影響した。

 同社の11年9月~12年2月期の業績は、売上高が16.0%減の2623億円、営業利益が65.6%減の36億円と大きく落ち込んだ模様。今夏には新宿三越アルコット跡へテナント出店する「ビックカメラ新宿店」のオープンを予定するが、上半期の落ち込みを取り戻せそうにない。

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