シネマコンプレックス(複合映画館)運営大手のユナイテッド・シネマ(東京都港区)は3月16日、企業投資や経営支援を手がけるリヴァンプ(同)と業務提携した。リヴァンプから常勤取締役1人、社外取締役1人の派遣を受け、シネコン事業の立て直しを進める。
ユナイテッド・シネマは英国系のシネコンとして1996年に日本に進出。2007年からは住友商事の完全子会社となっていたが、企業再生投資のアドバンテッジパートナーズが3月9日付けで全株式を譲り受けた。ユナイテッド・シネマは現在、全国で約20ヵ所のシネコンを運営している。
リヴァンプは伊藤忠商事出身で、ファーストリテイリング元副社長の澤田貴司氏らが創業。ロッテとの合弁事業でドーナツチェーンのクリスピー・クリーム・ドーナツ・ジャパンの運営を行っている。