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【医薬部外品】12年の市場規模は1兆557億円で、1.7%減の見込み

 市場調査会社の富士経済によると2011年の医薬部外品市場は前年比2.7%減の1兆743億円になったようだ。夏場の節電で制汗消臭剤など薬用ボディケアの需要が拡大したが、薬用スキンケアで低価格品へのシフトが進んだほか、東日本大震災による生産・物流の乱れでドリンク剤などの売れ行きが落ちた。

 

 12年はドリンク剤が回復に向かい、洗口剤などの薬用オーラルケア、薬用シャンプー・リンスなどが引き続き伸びるが、他の多くの品目がマイナスとなるため市場は1.7%減の1兆557億円になるものと予想される。

 

 なお商品分野別に見て最も規模の大きい薬用スキンケアは、4.3%減の3780億円と前年の6.1%減に続いて市場が縮小する見込み。