家電量販店大手のエディオンは2月8日、2012年3月期の業績予想を下方修正した。従来予想では190億円としていた営業利益は、前期比44.8%減の190億円にとどまりそうだ。昨年の家電エコポイント制度変更前の駆け込み需要の反動減、テレビやブルーレイレコーダーなどデジタル家電の単価下落などで通期の売上高が従来予想より500億円少ない7700億円(14.5%減)に落ち込む見通しとなったことが原因。
純利益は従来予想より30億円少ない90億円(44.5%減)となりそうだが、同社は公正取引委員会から独占禁止法違反(優越的地位の濫用)で調査を受けており、多額の課徴金などを課される可能性もある。
なお、同日発表した11年4~12月期の連結業績は売上高が15.2%減の5912億円、経常利益が44.2%減の165億円だった。