【阪急阪神百貨店】新社長に荒木直也氏、末席の取締役から抜擢

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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 エイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングは2月2日、中核事業会社の阪急阪神百貨店の社長に取締役執行役員の荒木直也氏(54歳)が昇格する人事を発表した。現社長の新田信昭氏(64歳)は取締役に退く。いずれも3月1日付。新田氏はH2Oの代表権も返上する。

 H2Oの椙岡俊一会長兼CEO(71歳)と若林純社長(64歳)は留任、新田氏が担当していた百貨店事業については椙岡会長が兼任する。

 荒木氏は京都大学経済学部を卒業後、1981年阪急百貨店(現H2O)に入社、店舗開発室長などを経て、2004年に執行役員、10年に阪急阪神百貨店の取締役執行役員に就任した。現在は事業開発室や店舗企画室などを担当している。常務執行役員や専務執行役員など上級取締役7人を飛び越しての社長抜擢となる。

 H2Oは現在改装工事中の阪急うめだ本店が今年秋に開業する予定で、「新たな転換機を迎えるにあたり、体制を刷新」するための社長交代という。

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