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【ファーストリテ】通期営業利益予想を50億円引き下げ、12年8月期

 ファーストリテイリングは1月12日、2012年8月期通期の営業利益予想を期初の1355億円(前期比16.4%増)から1305億円(12.1%増)に引き下げると発表した。連結売上高の約7割を占める国内ユニクロ事業の第1四半期(11年9~11月)の既存店売上高が4.0%減と不振だったことが原因。通期売上高予想も従来の9650億円(17.6%増)から9370億円(14.2%増)に下方修正した。

 下期(12年3~8月)の既存店売上高は当初5.0%増を見込んでいたが、第1四半期の結果を受けて1.3%増に予想を引き下げた。この結果、国内ユニクロ事業の12年8月期通期の売上高は6290億円(4.8%増)と期初予想から280億円の減額修正、営業利益は50億円減額修正の1065億円(0.3%増)を見込む。

 なお、同日発表した第1四半期の連結業績は、売上高が8.6%増の2726億円、営業利益が2.8%減の484億円だった。国内ユニクロ事業が10.3%の営業減益となる一方、円高の進行が一服したこともあって海外ユニクロ事業は13.3%増の54億円、グローバルブランド事業は35.2%増の53億円と共に営業利益を伸ばした。