日本百貨店協会が発表した全国百貨店の8月の売上高は4568億円で、7月の11.7%減に比べてマイナス幅は縮小したものの、既存店ベースで前年同月比8.8%のマイナスとなった。
台風や総選挙の影響で首都圏を中心に月末の売上に大きなマイナス影響が出た。また、中旬までの冷夏で水着や浴衣、日傘など季節商材が不調だった。一方、低価格商品の取り扱い拡大やセールの強化に一定の効果が見られた。地区別では中国地区(6.9%減)や九州地区(6.5%減)が比較的健闘した。
商品別では、主力の衣料品は11.3%減と7月の15.6%減と比べてマイナス幅は4.3ポイントの改善。食料品も4.4%減で7月より2.5ポイント落ち込み幅が縮まった。