西友、ダイエーなど大手スーパーが相次いで格安の冬物衣料投入

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 大手スーパーが不振の衣料品販売のてこ入れに向けて、相次いで格安の冬物衣料を投入する。

 西友はウォルマートグループの英国子会社アズダの衣料品PB(プライベートブランド)「ジョージ」の新作コレクション「アウトドアーズ」を9月10日から西友、リヴィンの70店舗で展開する。目玉は秋冬の流行アイテムとして注目されるライダーズジャケットで、2種・3色すべて4900円で販売する。西友は今年の夏物から「ジョージ」の販売を強化しており、日本での同ブランドの販売額を2010年度中に08年度対比で2倍に引き上げる計画だ。

 また、ダイエーは9月5日から全国のグループ店舗で880円のデニムパンツの販売を始めた。イオンが8月から同社のPB「トップバリュ」の新シリーズとして、880円の低価格ジーンズを投入して好調な売れ行きを見せており、これに続いた格好だ。イオンは今年度中に紳士・婦人物合わせて100万枚の販売を目指しているが、ダイエーは紳士・婦人・子供で計50万枚の販売を見込む。

 一方、イオンは保温性の高い機能性肌着「トップバリュ ヒートファクト」の販売を強化する。紳士物半袖クルーネックTシャツ(780円)、婦人物タートル長袖(980円)などを9月8日からグループ約1000店舗で順次、投入を開始。今年は昨年比約4倍となる1000万枚の売り上げを目指す。

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