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【大型店販売額】11月は0.7%増で2ヵ月連続のプラスに

 経済産業省がまとめた2010年11月の商業販売統計速報によると、百貨店とスーパーを合わせた大型小売店の販売額は1兆6329億円で前年同月比0.7%増となり、2ヵ月連続でプラスとなった。

 

 百貨店売上げの下落幅が縮小してきたことから、10月に続いて前年実績を上回った。百貨店は1.5%減、スーパーは2.0%増だった。既存店ベースは百貨店が0.4%減、スーパーが0.5%増で、大型店全体では0.2%のプラスだった。

 

 スーパーでは衣料品が4.3%減だったが、主力の食料品が2.3%の増加となった。また、エコポイント半減前の駆け込み需要で家電製品が55.8%増と大きく伸びた。

 

 一方、11月のコンビニエンスストア販売額は6620億円で3.4%増と2ヵ月ぶりのプラスだった。10月はタバコ値上げによる影響で3.3%減(既存店ベースで6.0%減)と落ち込んだが、11月は客足が戻り、既存店ベースでも0.7%のプラスとなった。

 

 なお、中小小売店などを含む小売業販売額は11兆1780億円で1.3%増と2ヵ月ぶりのプラスだった。