関西が地盤の焼き肉チェーン、ワン・ダイニング(大阪市)は全店にデジタルサイネージを導入した。焼き肉レストラン「ワンカルビPLUS+」、しゃぶしゃぶレストラン「きんのぶた」など75店舗(8月1日現在)を展開する同社は、42インチの大型ディスプレイを各店舗に設置、来店客に対して食材や季節の限定メニューに関する情報、店内での加工・調理状況などの情報を配信する一方、開店前の時間帯には接客マナーや調理・盛りつけ方法などのマニュアル情報、事業目標などを本社サーバーから配信、従業員教育に役立てている。
デジタルサイネージシステムについてはNECの「パネルディレクター」を採用。今後は電子予約システムやPOSシステムなどとデジタルサイネージの連携を図り、より効果的な情報発信を進めるという。
ワン・ダイニングは焼き肉やしゃぶしゃぶの食べ放題を切り口としたレストランとして人気を集めており、2010年3月期は売上高110億円、前期比16%増を達成している。